氷のキャンドル制作 木曽・福島宿 2月の催しに向け実行委

木曽町福島の宿場町をろうそくの光が照らす冬のイベント「雪灯りの散歩路」(実行委員会主催)が2月7日から2夜連続で開かれる。会場を彩る氷のキャンドル作りが年明けから始まり、実行委は手伝ってくれるボランティアを歓迎している。
イベントでは八沢と上の段の2地区を中心に約5000個の「光の列」が連なる計画だ。上八沢のメイン会場(旧木曽幼稚園駐車場)や八沢川河川敷には、学校や企業などの単位で制作する氷のモニュメントも並ぶ。
プラスチック容器を型として使うキャンドル作りは5日に始まった。水を張って業務用の冷凍庫に並べ、丸1日凍らせた後、型を外して保管する作業を繰り返す。7日は住民有志に町職員らも加わった10人余りで作業を進めた。
地元の建設業・加藤組の作業場でのキャンドル作りは2月4日まで連日続く。作業後には氷の板をイチョウやモミジの葉などで彩る「アイスプレート」作りも体験できる。イベント会場を彩る小さな雪だるまや雪うさぎ作りを楽しむ親子連れもいる。実行委は「自分が手掛けた『作品』が並ぶ会場を巡るのも楽しいのでは。作業の参加者同士の交流も魅力」と勧めている。
作業は午後1時から約2時間で申し込みは不要。問い合わせは実行委の事務局を置く加藤組(℡0264・22・2116)へ。