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「住みよいまちに」誓い新た 塩尻で新年祝賀交歓会

祝賀交歓会であいさつに耳を傾ける出席者

 塩尻市は6日、市レザンホールで新年祝賀交歓会を開いた。市議会や市区長会、経済団体から約220人が集い、新年の幕開けを祝うとともに、市民や各種団体が連携や協調し住みよいまちづくりに努めることを誓った。

 百瀬敬市長は、数年続く物価高騰が市民生活に多大な影響を与える中、国の総合経済対策に「スピード感を持って対応する」とした。第6次市総合計画の第1期中期戦略は中間年で「支え合い、課題解決への挑戦により市内外の人がつながり、暮らしの質と幸福感の向上を目指す」と述べた。全世代が幸せに暮らせる市の実現に向け「市民との徹底した対話を貫徹し、多様な主体と連携・共創で市政を推し進める」と語った。
 小嶋正則市区長会長は「少子化対策や担い手不足の対応策は自治会活動においても待ったなしの課題だ」とし、将来の区民のためにも区役員の負担軽減などを進め「各区で緩やかなつながりづくり、強い地域づくりに努めていく」と語った。
 小松稔塩尻商工会議所会頭は「選ばれる地方都市」として戦略的な市政運営に期待を寄せた。「行政と連携を密にして住環境を整え移住促進を図り、市内への定住化、活力ある都市作りに向けて誰もが働きたくなる地域環境を調整していきたい」とあいさつした。
 古畑秀夫市議会議長や後藤茂之衆議院議員、県区選出の羽田次郎参議院議員も出席し祝辞を述べた。