児童真剣 各地で書き初め大会

正月休み中の子供向けに、各地の公民館で書き初め大会が開かれている。松本市開智2の城北公民館では4日、城北地区子ども会育成会が主催する書き初め大会があり、小中学生22人が「生きる力」「つよい心」「新たな目標」といった学校から出された課題に挑戦した。
子供たちは持参した筆を手に真剣なまなざしで書道用紙に向き合い、横に置いた手本を参考にしながら各5枚ほどの作品を完成させた。
書道講師の小峰流香さん(70)=松本市中川=と伊藤理恵子さん(53)=安曇野市三郷温=が、子供たちが最初に完成させた作品に赤い字で「止め」や「払い」といった技法上の改善点を書き込み「筆は真っすぐに持つ」「勢いをもって一気に書き上げる」といったアドバイスをしていた。
松本蟻ケ崎高校書道部のOG2人もアシスタントとして加わり、手ほどきをした。指導を受けた開智小学校6年生の曽根原華さん(11)は「みんなと一緒に書くことができて集中できた」と話していた。
子供たちが完成させた作品のうち1枚は6~24日に公民館の階段付近に展示する。小岩井成人館長(72)は「子供たちに公民館を利用してもらう良い機会になっている」と話していた。
この日は松本市女鳥羽2の東部公民館でも書き初め大会が開かれ、地元の書道サークル「楽しい書道教室」の会員たちが子供たちを指導した。