井上創業１４０周年で記念ワイン 来年１月２日の初売りで発売
井上（松本市深志２）は２７日、来年迎える創業１４０周年を記念したオリジナルワインをお披露目した。塩尻市広丘郷原のワイナリー、ドメーヌ・スリエで醸造・ブレンドした赤ワインで、１月２日の初売りに合わせて発売する。
どっしりとした濃厚な味わいを目指し、ブドウの出来がよかった令和５年の塩尻産のメルローやカベルネ・ソーヴィニヨンなど４種類をブレンドした。同ワイナリーは個性的な商品が多い中、醸造担当の渡邊康太さん（３５）は「どなたでも飲みやすく、幅広く楽しんでもらえる仕上がり」と説明する。
井上博文副社長（５０）が記念企画の一つとして同ワイナリーに相談し、試飲で気に入ったワインを商品化した。７５０ミリリットル入り３８５０円（税込み）で約３５０本の限定販売となる。本店と山形村のアイシティ２１で扱い、初売りの福引景品にもなる。
記念のオリジナル商品などは来年１年をかけて他にも手掛ける予定で、白ワインも計画している。井上副社長は「地元ワイナリーと一緒に形にできたことがありがたい。この機会に、できるだけ地域の皆さんにも光が当たるようにしたい」と話している。