松本山雅の早川新監督 「昇格に全力」抱負を語る

サッカー松本山雅FCは25日、松本市内のホテルで、来季のトップチームを率いる早川知伸監督(47)の就任記者会見を開いた。ヘッドコーチから内部昇格の形で臨む新シーズンに向け「昇格に全てを懸けて全力でやっていく」と抱負を述べた。
チームづくりについて、攻守とも主体的なフットボールを目指すとし、プレー強度の引き上げや切り替えの速さの習慣化などを挙げながら「先頭に立って厳しさを伝えていきたい」と述べた。ここ2季はコーチングスタッフとしてチームに関わっており、「この2年間に考えたり、積み上げたりした部分をリーダーとして表現したい」と力を込めた。
新たに強化責任者に就いた都丸善隆スポーツダイレクター(45)も同席した。監督を託したポイントを「選手を深く理解し、取り組んできたサッカーも理解している。継続性に大きく期待している」と説明。前体制で培った良い部分の継続、守備の再構築を含めた攻守のバランスの整備、選手の持ち味を存分に生かす―の3点を実践してほしいと願い「昇格は目標でなくノルマ」とした。
新体制のチームは年明け早々にも始動する。都丸スポーツダイレクターは編成に関し「今季の骨格となった選手は残ってもらう予定で動いている」とした。新指揮官の要望も踏まえつつ陣容を固める。