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切り餅作り最盛期 木曽町三岳のグルメ工房 人も機械もフル稼働

切りそろえた餅を並べるスタッフ。蒸し・きねつき・切り分けと手際よく作業を進めている

 年の瀬も押し迫り、木曽町三岳の農産物加工施設・みたけグルメ工房(西尾禮子代表)には、正月に欠かせない切り餅作りに追われるスタッフの姿がある。米を蒸す甘い香りと湯気がほくほくと漂い、「ぺったんぺったん」と機械式のきねでつく素朴な音が早朝からひっきりなしに響いている。

 つきたての餅を型に入れて伸ばし、ほぼ名刺大に切って箱詰めする。通常の業務に正月向けの作業が加わることで、人も機械もフル稼働だ。
 地元産の米を使ったきねつきの餅は、こしと粘りが特徴で「柔らかくておいしい」と固定客も多い。西尾代表は「つきたての味が家族や親族のだんらんのひとときのお役に立てばうれしい」と願っている。
 切り餅40枚が5500円(税込み)で、ヨモギや黒豆、古代米などを加えると400円の追加となる。米の持ち込みにも対応し(3500円~)、お供え餅は希望のサイズで作る。
 注文は28日までに。問い合わせはみたけグルメ工房(電話0264・46・3677、午前11時まで)へ。切り餅は隣接する道の駅三岳にも並ぶ。