山形特産の長芋を知ろう 来年1月19日にイベント

山形村は来年1月19日、村を代表する特産品の長芋の栽培の歴史や多彩な調理法を学ぶイベント「ながいもの日」を村農業者トレーニングセンターで開く。開村150周年記念事業の一環で初企画し、長芋栽培の発展を支えた功労者と若手生産者が語り合うシンポジウム、料理教室、長芋掘り取り機や長芋を題材にした公募川柳の展示などを予定する。村産業振興課は「特産品に特化した催しで長芋を見つめ直す日にしたい」と参加を呼び掛ける。
記念講演会(午後1時半から)とシンポジウム(2時20分から)がメイン企画となる。講演ではテレビ松本ケーブルビジョンの佐藤浩市会長が「村の長芋と私」と題して語る。シンポジウムでは功労者の古川敏夫さんと神通川豊さん、JA松本ハイランドの中村宏・根菜部会長、同JA青年部の唐沢康裕・山形支部長、村農村生活マイスターの藤澤弘江さんの5人が語る。
料理教室(定員20人、参加費500円)は午前9時半~正午に開く。村農村生活マイスターの手ほどきで長芋を使ったおはぎ、落とし汁、ムース、イタリア郷土料理・フリコの4品を作り参加者で味わう。メイン企画に合わせ料理展示や試食も予定する。
村内では明治時代からむかごを使った種芋栽培が行われてきた歴史がある。青果用の長芋栽培は種芋生産から発展する形で昭和30年代末から盛んになり、現在は県内一の生産量を誇っている。
各企画はいずれも村内外から参加可能。川柳は1月16日まで村ホームページ上や村産業振興課窓口で受け付けている。料理教室の申し込みは村産業振興課(電話0263・98・5664=平日午前8時半~午後5時15分)へ。