穂高北小学校の中庭彩る落ち葉アート 庁務員の望月章さん制作

安曇野市の穂高北小学校の中庭に、クリスマスリースをかたどった「落ち葉アート」がお目見えし、児童や教職員の目を楽しませている。学校庁務員の望月章さん(72)が「落ち葉のきれいさを感じてほしい」と地面をキャンバスに制作した。
ヒマラヤ杉の葉とモミジの葉を交ぜて直径2.5メートルの輪を作り、イチョウの葉でベルを、ピラカンサスの実でリボンを表現した。校内のほか、過去に庁務員を務めた市内の小中学校から材料を集め、自らデザインした。
各校で手がけた落ち葉アートは、ひな飾りやクジラ雲など計100点以上に上る。強風が吹けば一瞬で消えてしまうが、子供たちは「今度は何を作ってくれるの」と楽しみにし、落ち葉清掃を手伝う姿もある。
望月さんは「ありがとう、という言葉がうれしい」と話し、次に制作する来年の干支「巳(蛇)」のアートに向けてデザインを練っている。