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木曽町 全職員に防災服 議員にも 災害対応・訓練で活用

防災服を着用する職員(中央)と議員

 木曽町は、災害時に町の全職員、議員が着用する防災服を導入した。発災時の対応や町の防災訓練で活用する。11日に対象者への配布を始めた。

 防災服はスポーツメーカーのワークウエア(仕事着)を採用した。職員用は淡い水色・サックス、議員用は黄と緑の中間の色・ライムグリーンで、視認性や伸縮性に優れている。庁内に災害警戒本部が立ち上がるなどした場合や、例年9月1日の「防災の日」前後に行う町の防災訓練で着用する。
 これまで町の防災訓練では、職員は作業着やヘルメットを着用していたが、一般町民の参加者と判別しづらいことがあった。議員からも防災服を求める声が以前からあり、約230万円をかけて計約180人分を導入した。
 古畑章夫危機管理室長は「防災服活用を通じ、庁内全体で災害対応への意識をさらに高めていきたい」と話した。