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空き家の悩み、専門家が助言 安曇野で来月相談会

チラシを手に空き家の悩みの相談を呼び掛ける支部メンバー

 今夏発足した全国空き家アドバイザー協議会長野県安曇野支部(布山一夫支部長)が、「空き家の悩みは支部に相談を」と呼び掛けている。活動周知のチラシを3000枚作製し、安曇野市内の公共・民間施設で配布している。12月12日午後1~4時、市役所3階で初めての相談会を開く。

 同支部は建設・設計、不動産、解体、法律関係などの約10社が加盟する。A4判のチラシには「家を相続したが維持できない」「実家を地域で活用してほしい」「解体したいがどうしたらいいか分からない」など具体的な相談事例を示し、さまざまな悩み・相談に、「ワンストップでサポート」と記載している。
 同市内の家屋が対象となる。近年、放置され倒壊の恐れがあるなどの「特定空き家」が問題となっており、自治体が「特定空き家」に指定すると固定資産税が最大6倍に加算される。
 ただ、早期に対応することで売却や賃貸が可能となり、改修や家財片付けで補助金を使えるケースもある。布山支部長は「特定空き家になる前に、各分野の専門家に相談してほしい」と話している。
 問い合わせは松本市島立のダイソー内にある同支部事務局(電話0263・88・6388)へ。