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晩秋五感で楽しむ 穂高で芋煮会

大きな釜で作った芋煮を提供するスタッフ

 松本地域の各地で24日、過ぎゆく秋を感じるさまざまな催しが開かれた。多くの住民が屋内外で穏やかな晩秋の一日を楽しんでいた。
 安曇野市穂高柏原ののぐちファーム直売所では「あったか芋煮会」が開かれた。同ファームで無農薬栽培した規格外の野菜をふんだんに使い、大きな釜でこしらえた芋煮約200人分を提供し、大勢の家族連れでにぎわった。
 ファームを経営する野口雄貴さん(38)が「野菜の有効活用と地域の交流の場を」と企画した。サトイモ、サツマイモ、ハクサイ、ダイコン、ニンジンなどを手作りみそでじっくり煮込んだ。投げ銭方式で代金を募った。
 松本市島内から来た髙橋直恵さん(38)は「素材がほくほくして、すごくおいしい。体も温まった」と笑顔で話した。来場者は親子体操、地元愛好者によるダンスパフォーマンス、音楽ライブを楽しんだほか、飲食など地元8事業者の出店ブースも盛況だった。
 松本市梓川倭のコミュニティースペースよりみちでは「秋フェス」と銘打ったイベントが開かれた。