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スポーツ吹き矢で健康に 塩尻で県大会 70人が挑む

的をめがけて矢を吹き出す出場者

 幅広い年代の人たちが楽しめるスポーツウエルネス吹矢の県大会が24日、塩尻市大門六番町の市立体育館で開かれた。15回目で、レベル別に的までの距離が10㍍と8㍍の2クラスで個人戦を行い、約70人が出場した。

 両腕を上げることで横隔膜を広げる「吹矢式呼吸」を経て、長さ120㌢の筒から樹脂製の矢を吹き出す。1ラウンド3分間で5本を6回行い、的中した場所と中心点の距離が近いほど高い得点の合計を競った。出場者はピンと張り詰めた空気の中で矢を吹いていた。
 大会は県スポーツウエルネス吹矢協会が行った。県内では22支部で426人が活動しており、今年は初めて県内4ブロックごとの大会を行っている。沖正雄会長は「取り組みやすいスポーツ。健康の維持や増進にもつながる」と魅力を話す。
 スポーツウエルネス吹矢は、令和10年に県内で行われる信州やまなみ国スポで、デモンストレーションスポーツに採用されている。会場は同市総合体育館・ユメックスアリーナとなる。