女子サッカー松本市出身の渡邊真衣が躍動 国内トップWEリーグ・広島所属 長野凱旋で勇姿
女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」のサンフレッチェ広島レジーナに所属する渡邊真衣(24)=松本市出身=が、加入2年目のシーズンに臨んでいる。年代別日本代表に選ばれた実力派で、松本から羽ばたきトップリーグで活躍する第一人者だ。リーグ第10節の23日はAC長野パルセイロ戦で故郷・信州に凱旋。スタメンでピッチに立ち、中盤で躍動した。
長野Uスタジアム(長野市)での一戦はボランチでフル出場。豊富な運動量でバランスを取りながら精力的に汗をかき、ボール奪取からカウンターの第一歩となるなど持ち味を存分に発揮した。
リーグ戦の先発は9月の開幕節以来。試合は0―1で敗れたものの「球際や競り合いといった自分の強みは出せた」と渡邊。カップ戦や交代出場時のパフォーマンスに加え「地元なので強い気持ちで戦ってくれるだろう」(吉田恵監督)と送り出された期待にプレーで応えた。
ルーキーシーズンの昨年はピッチ外で仕事を持っていたが、今季はプロ契約を勝ち取ってピッチに立っている。身体のケアやトレーニングに充てる時間が増えるなど、より充実した状態でサッカーと向き合えている。今後のキャリアを展望して「常に必要とされる選手に」ときっぱり。一層の飛躍を見据えた。