雲海 晩秋の筑北地域覆う

四阿屋山(1387メートル)や聖山(1447メートル)に囲まれた小盆地となっている筑北地域では晩秋から初冬にかけて、平地に濃い霧が立ちこめる日が多くなる。一方で、筑北村坂北の東山や麻績村の桑関など標高の高い集落では、霧から抜け出して眼下に白く広がる雲海を見晴らすことができ、中山間地域ならではの魅力となっている。
聖山の麓にある麻績村の温泉宿泊施設・シェーンガルテンおみ(約770メートル)でもこの時季、周囲に広がる雲海が自慢だ。木藤七重支配人は「雲海は高い山でないと見られないイメージがあるが、この辺りは気軽に見られる。さらにPRしていきたい」と語る。