健康な生活へ知識深める 松本大学で健康首都会議
市民タイムスと松本大学、abn長野朝日放送は9日、松本市新村の松本大学で第3回松本大学健康首都会議を開いた。「健康ライフの知恵を増やそう!」をテーマに31講座が開かれ、多くの市民が参加して学び、大学キャンパスの一日を楽しんだ。
1限目から4限目まであり、延べ800人余りが参加した。松本大学前学長の菅谷昭さんの講座では、松本市長だった20年前に「健康寿命延伸都市」という言葉を提唱した思いを語った。ただ、「何らかの理由で健康を損なっている人の生き方や生きがいに目を向ける配慮を欠いていた」と振り返り、新たに「生きがい寿命」を充実させる必要性を説いた。
医師の内田晃司さんによる運動と食事に関する講座には40人が参加し、日常にできる筋力トレーニングの方法や、栄養について学んだ。「タンパク質は1日に男性100グラム、女性は80グラム取るといい」とし、「極端な低糖質ダイエットは危険。カロリーの半分は炭水化物で取るように」と紹介した。けがの予防について質問した武居あゆみさん(54)=松本市新村=は「日頃から水泳やランニングなどをしている。すごく勉強になった」と喜んでいた。