穂高商生徒が国営あづみの公園のイルミネーション テレビCMでPR

安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区で2日に一般公開が始まったイルミネーションのプロモーション動画に、初めて高校生が出演する。このほど収録が行われ、穂高商業高校(安曇野市)演劇同好会の女子生徒4人が、電飾のテーマ「光輝く機関車の旅」に沿ったストーリー仕立てで園内を巡り、安曇野の冬の代表的な観光イベントをみずみずしくPR。テレビCMとして今月下旬から放映される。
出演した4人は玄関口にある象徴的な電飾の機関車に乗って「出発進行!」と笑顔で拳を突き上げると、車掌に案内されるように園路を歩き、光のトンネルを軽やかにくぐった。「もっと辺りを見回す感じで」といった細かな表情の指示に真剣に耳を傾け、リンゴや流れ星をかたどった多彩な電飾アートに目を輝かせる姿を何度も演じた。
ドローンも使い約2時間かけて収録した映像は15~60秒に編集され、テレビのCMや天気予報の背景、ユーチューブ動画などになる。出演者はこれまで園のスタッフだったが、新鮮さを出したいと公園管理センターが同校に協力を打診した。
4人は市内在住で、毎年家族とイルミネーションを見に来るという。髙樋さんは「CM収録は初めてで緊張したけれど楽しかった。完成が楽しみ」、丸山さんは「音楽と連動して光るのが一番の見どころ。地元の人たちに見に来てほしい」と話していた。イルミネーションの見物客は毎年7~8万人。本年度は来年1月13日まで。