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木曽節 バーのBGMに 木曽町福島のおん宿蔦屋 外国人客に魅力発信

外国人旅行者らでにぎわうバー。BGMとして木曽節が定期的に流れる

 木曽地域の民謡・木曽節を店内のBGMに流すバー「木曽節BAR」が、木曽町福島の旅館・おん宿蔦屋館内にオープンした。「木曽節を世界に!」をスローガンに、企画に協力する地元住民20人以上の歌声を流して外国人ら旅行者に魅力に触れてもらう目的だ。

 バーは本館1階の一角を活用し、宿泊客に限らず誰でも利用できる。3歳から80代まで、幅広い年代の住民が歌う木曽節を定期的に流す。バーにはマイクを置き、希望者はその場で歌声を収録してBGMに加え充実させていく予定だ。
 蔦屋が10月上旬に開設した。11月1日は外国人旅行者を中心ににぎわい、お酒と会話を楽しむ背景に木曽節の歌声が響いた。蔦屋の14代目おかみ・宮崎昌美さんは、木曽節の魅力について「木曽の美しい風景と人々の暮らしが歌われている」と指摘。「耳から木曽を感じ、旅を楽しんでもらうことにつながれば」と話す。
 営業時間は午後1~9時。不定休。問い合わせは蔦屋(電話0264・22・2010)へ。