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月見橋の架け替え本格化 仮橋設置へ左岸道路が一部通行止め

堤防道路の一部を通行止めにして仮橋の設置工事を行う月見橋

 松本市は、笹部と島立を結ぶ市道で奈良井川に架かる月見橋の改良工事を本格化させる。来年3月まで仮橋の設置工事を進める。1日から左岸堤防道路の一部を通行止めにしており、当面の間、周辺道路の混雑が見込まれる。現在の月見橋の架け替え工事は来年度以降に開始し、利用開始は令和11年を予定している。

 月見橋の架け替えは本年度に本格着工した。現在は仮橋の取り付け道路の整備や河川敷内の橋脚設置工事などが進む。左岸河川敷のマレットゴルフ場は、堤防道路の島立橋側から入ることができる。
 現在の月見橋は昭和37(1962)年に架けられ、道幅が11メートルと狭く老朽化が進んでいる。現在の橋の南側に幅10メートルの仮橋を設置した後、新橋を建設する。新しい月見橋は片側1車線の最大幅15メートルの鋼板桁橋で、両側に歩道が設置される。全長157メートルで堤防道路に右折できる専用レーンも設ける。総事業費は約33億円を見込む。
 堤防道路の通行止めは来年1月中旬まで続く。市建設課は「周辺道路が混雑するので、う回などをしてほしい」と工事への理解と協力を求めている。