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三岳・グルメ工房 改修進む 総菜づくりの加工室 拡張

改修工事が進むみたけグルメ工房

 木曽町三岳の道の駅三岳に隣接する加工施設・みたけグルメ工房の改修工事が進んでいる。道の駅にある直売所の売り上げの半分以上を占める弁当や総菜の調理を行う「総菜加工室」の拡張が主な工事で、手狭だった部屋を広げてスタッフが働きやすくなるよう改善する。

 総菜加工室は現在30平方㍍で、事務や研修に使っていた部屋と合わせて70平方㍍に広げる。すでに利用していないジャム・ジュースの加工室を事務室・書庫、更衣室に転用する。
 施設は平成15(2003)年に開設された。開設当初から町の指定管理者となっているみたけグルメ工房組合によると、厨房が狭いことで弁当・総菜のケースを置く場所がなかったり、隣の道の駅に運ぶ際に苦労したりすることが多かった。多い時で1日数百食以上を作る場合もあり、西尾禮子代表は「狭いため弁当の詰め合わせ作業一つとっても動く回数が多かったが、小さな労力でできるようになりそうだ」と期待している。
 弁当・総菜を作るグルメ工房は工事の影響で12月初旬まで休業する見込みで、木曽の冬の郷土食で塩を使わないで乳酸発酵させる「すんき」や餅の販売には間に合わせたい考えだ。なお、道の駅三岳の農産物直売所は通常通り営業している。