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塩尻市民合唱団が美しい歌声 30周年記念演奏会

30周年記念の舞台で歌声を響かせるメンバー

 塩尻市民合唱団は27日、塩尻市のレザンホールで、発足30周年を記念した演奏会を開いた。20~80代の幅広い世代を有する混声コーラス団体で、メンバー約40人が舞台に立ち、練習で築き上げた美しいハーモニーを響かせた。
 3部構成で、1部は宮澤賢治作詞・作曲の「星めぐりの歌」やアニメでも知られる「銀河鉄道999」など、夜空や星にちなむ6曲を歌った。メンバーは夜空を思わせる青色シャツと白いズボン姿で登壇し、曲により男声、女声で歌い分けるなど聴かせ方も工夫した。
 2部は谷川俊太郎さん作詞で松下耕さん作曲の「混声合唱とピアノのための『信じる』」を、3部は「木曽節」「てぃんさぐぬ花」など各地の民謡を披露し、市内を拠点に活動する塩尻五百渡太鼓保存会、三線サークルちゅらの会も賛助出演した。
 合唱団は平成6(1994)年に結成し、毎週金曜日夜に塩尻西小学校で練習する。三浦貴子代表(60)=塩尻町=は「歌詞の内容や単語を大事に歌っている。1曲でも心に残る演奏ができたら」と話した。