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子供の遊び心がアートに 松本で800点展示

児童・生徒が制作した遊び心とこだわりあふれる作品が展示された会場

 第4回未来子ども「アート・フェス」in松本(松本市美術教育研究会主催)が19日、松本市中央2の信毎メディアガーデンで始まった。市内約60校の小中学校や特別支援学校の全クラスから約800点の作品が出展され、楽しいアートの世界が広がっている。20日まで。

 絵画やさまざまな物を使った立体造形など多彩な作品が並んでいる。このうち梓川小学校の特別支援学級の児童たちが制作した学校の様子を表現した作品は、縦2メートル、横6メートルほどもある大作だ。校舎に架かる虹は数百個の折り鶴でつくられ、教室やプールの水しぶきが立体的に表現されていて、児童の笑顔があふれる楽しい作品になっている。
 フェスの発案者である島立小の野村仁教諭(52)は「一般的な展覧会では選ばれなくても、『これこそアートだ』と感じる魅力的な作品に出合う瞬間がある。作品から子どもの心の声を感じ取り、アートに興味を持ってもらいたい」と話していた。