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麻績消防署が村民運動会のリレー初参戦へ

麻績村民運動会に初めて参加する麻績消防署チーム。「カジダー」も参戦する

 麻績村の麻績消防署は、村総合運動場で20日に開かれる「村民運動会」の分館・団体別リレー競技に初めて参加する。署員たちは消火活動で着る防火衣姿や今夏〝デビュー〟した同署オリジナル火災予防PR怪人「カジダー」姿で競技に挑む予定で、分館対抗型で多くの村民が集う運動会を楽しく盛り上げようと意欲を見せている。

 リレーは5人一組で縄跳びやボールつき、輪投げなどをしながらバトンをつなぐ。分館チームだけでなく、村議会や村職員、おみ図書館、消防団ラッパ班などさまざまな有志チームが参加して多彩な仮装姿で走るのが恒例だ。麻績消防署チームは20~40代の署員が参加する。
 公民館報で出場チーム募集を知った若手署員らが秋の全国火災予防運動(11月9~15日)のPRや、地域住民との交流につながればと考え参加を決めた。田中誠署長は「地域住民に防災や火災予防の意識を高めてもらえればいいのはもちろんだが、何よりも村内にある麻績消防署をもっと身近に感じてもらえば」と願っていた。
 東筑摩郡内の各村では分館対抗型の村民運動会が行われていたが、少子高齢化などで参加者の確保が難しくなり、筑北村が令和元年度から、朝日村が4年度から、生坂村が本年度から、それぞれ夏~秋にニュースポーツなどを体験する自由参加型のスポーツフェスティバル形式へ移行した。山形村も昨年度から新年早々にニュースポーツを楽しむ催しにした。麻績の村民運動会には22分館が出場し、玉入れや借り物競争などを楽しむ。