政治・経済

ペレットストーブ 生坂村の公共施設に初設置

ペレットストーブの設置が進む村の公共施設(村健康管理センター)

 生坂村内の公共施設で、木質バイオマス燃料を活用したペレットストーブの設置が進められている。4施設に計5基を設置し、今冬にも稼働する見通しだ。

 村が進める脱炭素先行地域事業の一環で、村役場と村健康管理センター、村B&G海洋センターのロビーに各1基、やまなみ荘には食堂とロビーで計2基を設置する。ファンヒーターのような外見で、屋外へ排気するスマートな煙突が付く。設置工事は10月末まで行われ、事業費は888万円。
 村の公共施設に木質バイオマスストーブを設置するのは初めて。村は本年度から関連機器の購入補助を実施しており、木質バイオマスストーブを村指定業者から導入した場合、設置費用の4分の3を補助する。
 冬に向けて導入を考える家庭が増えると見込まれる。村づくり推進室は「各施設は人が多く出入りする。実物を間近に見られることで普及促進のPRにつながれば」と期待している。