旧開智学校の名物スイーツに 6店考案の14点、販売へ

松本市の国宝・旧開智学校校舎の売店で販売を予定するスイーツの試食会が8日、同市大手3の市立博物館で行われた。松本、安曇野両市内の菓子店6店が開発した菓子14点が並び、博物館スタッフらが試食した。今回持ち込まれた菓子は改良を重ね、旧開智学校の売店と各店で販売される。
旧開智学校はリニューアル工事が完了し、11月9日に3年半ぶりに再開館する。試食会に「旧開智スイーツ」と名付けられた菓子を持ち込んだのは、松本スイーツ開発・普及事業実行委員会に入る菓子店で、クッキーやカステラ、まんじゅう、飴など多彩なスイーツが並んだ。博物館スタッフや、SNS(交流サイト)で多くのフォロワーがいる「松本カフェ」を運営する小泉恵利奈さんと、博物館のSNSを運用する会社の平林保奈美さんらが、菓子店自慢の「旧開智スイーツ」を味わった。
旧開智学校の近くでレストランを営む宮城弘治さんはマカロンなどを並べた。宮城さんは「開智学校は小さい頃から慣れ親しんだところで、そこに商品を出せるのは本当に栄誉なこと」と話し、菓子の説明をした。試食した小泉さんは「この地でしか買えない品があり魅力になる」と、平林さんは「買いたくなるようなパッケージが大事になる」などと話していた。