松本市の波田扇子田公園で進む新装工事 スケボー場は来年1月開場
松本市は、波田扇子田運動公園(波田)の一部施設の移転と、リニューアルの工事を進めている。中部縦貫自動車道・松本波田道路の建設ルートが公園の一部にかかるため、市が近隣の農地を購入して3人制バスケットボールコートやラジコンサーキット、複合遊具などを移転・新設する。スケートボード場は来年1月オープンで、公園全体の完成は来年10月を予定している。
波田扇子田運動公園は平成11(1999)年の旧波田町の時に開場した。約5ヘクタールの敷地に、少年サッカーができる運動広場とテニスコート5面、屋内アリーナなどが設けられ、プールがある波田B&G海洋センターが隣接する。
中部縦貫道建設に伴う移転・改良工事は本年度に本格着工した。用地取得費を含めた総事業費は約10億円で、国の補償料約6億6000万円が充てられる。公園北側に中部縦貫道が建設されるため、建設予定地内にあるラジコンサーキットと壁打ちテニスコート、バスケコート、スケートボード場を、公園東側に新たに取得した市有地に移設し、複合遊具やブランコ、クライミングウォールなどを公園西側の取得用地に新設する。屋内アリーナとテニスコートは現状のままとなる。
市スポーツ施設整備課によると、各施設に隣接する形で駐車場を設け、駐車可能台数も現状より増えるため、利用者の利便性は向上するとしている。同課は「公園の改良や中部縦貫道の工事で施設周辺が関連車両で混み合い迷惑をかけるが協力を」と理解を求めている。