アルピコ交通上高地線でプロレス熱狂 渕東なぎさも「参戦」
アルピコ交通(松本市井川城2)は29日、プロレス団体「プロレスリングFREEDOMS(フリーダムズ)」(神奈川県茅ケ崎市、佐々木貴代表)と共同で、上高地線の走行中の特別列車でプロレスの試合を行うイベントを開いた。乗客約80人の目前で激しく、時にコミカルな戦いが繰り広げられ、車内は熱狂に包まれた。
架空のプロレス団体「アルピコ・レスリング・エレクトリックトレイン(AWE)」の旗揚げ戦として、フリーダムズ所属選手ら8人が出場し、2対2のタッグ戦など4試合を行った。
アルピコ交通のイメージキャラクター・渕東なぎさに扮した山下りな選手も登場し、同社の制服を着て試合に臨んだ。"死闘"の末に、葛西純選手が初代AWEチャンピオンに輝いた。
友人と2人で乗車した松本市出身の会社員・牟禮明子さん(29)=千葉市=は「車内での試合は迫力があり、普段見たことがないような動きも見られてよかった」と話していた。
企画したアルピコ交通鉄道事業部の桜井秀憲課長は「間近で選手を見て喜んでもらえたと思う」と話し、2回目の開催にも意欲を見せていた。