2024.9.28 みすず野
打線の中心「四番打者」が引退を発表。とある野球チームの実力伯仲9人の強打者が、次の四番は「自分だ」と名乗りを上げた。一長一短はあるものの各自、チームの顔役を目指して練習に余念がない。それぞれの持ち味をアピールして"主将"の座も狙う◆誰を四番に据えるか、頭を抱えた監督。チームのさまざまな事情も絡んで悩ましい。チームメートやファンクラブの会員に、アンケートを採って選出することに決める。誰がふさわしいか。投票が行われた◆四番を打っているわけではないが、日本が誇るメジャーリーガー・大谷翔平選手。長いメジャーリーグの歴史の中で、誰も成し遂げられなかったシーズン同時の「50本塁打以上、50盗塁以上」達成という金字塔も打ち立てた。ひいきのチームを問わず、誰もが認める強打者だ。チーム自民党の「新四番」にも大谷選手に負けない活躍が必要となる◆昨日の投票結果を受けて新四番が決まった。先頭に立ち、近いであろう他チームとの決戦に臨む。四番に求められるのは、絶対的な信頼だ。多くの国民は、チームが変わったことを示す会心の一打を待っている。お手並みに注目だ。