高齢者 歩いて健康に 塩尻の君石区が月例の活動

塩尻市片丘の君石区は、75歳以上の区民を対象に、君石団地内や周辺で散歩をする活動を続けている。「歩いて健康に」と銘打った月例の取り組みで、70~90代の団地入居者らが参加している。棟の周りを歩いたり、花壇の花を眺めたり、通路の日陰で涼んだりして心身をリフレッシュさせている。
7日は、成田かち子区長(72)や民生委員、住民6人が参加した。発着点の君石団地集会所に午前10時半ころに集まり、途中で休憩を入れながら30分ほどかけてゆっくりと歩いた。団地には、県営住宅と市営住宅が計4棟、駐車場、花壇、広場があって、団地の外周には舗装された道があり、短時間で無理なく巡るにはちょうどいいコースだという。
成田区長が昨年、みんなで外へ出て体を動かそうと散歩を発案した。6回行い、参加者に好評だった。今年も6月に始め、全6回行う。参加者の金子茂さん(75)は「地域の人と顔を合わせて、外を1周しながら話すのが楽しい。全部参加しようと張り切っている」と笑顔を見せていた。成田区長は「団地の敷地の内外を歩くので、気軽に来てもらえると思う。参加者同士のコミュニケーションを大事にしたい」と話している。