平和の鐘 寺院に響く 終戦の日に各地で

終戦の日の15日、塩尻市の市民団体「平和・人権・環境 塩尻市民会議」は同市下西条の西福寺で、平和を願って鐘を突いた。戦没者の冥福を祈る恒例の行事で、11人が参加して不戦の思いを新たにした。
セミの声が響く境内で正午に1分間の黙とうをささげた後、1人1回ずつ鐘を打ち鳴らした。世界ではロシアによるウクライナへの侵攻や、パレスチナ自治区ガザでのイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続く。同会議の議長・川上一和さん(66)=塩尻市宗賀=は「ニュースで傷ついた人の姿を見ると心が痛む。日本は戦争をしない、させないと心に誓って鐘を突いた」と話していた。
「平和の鐘」は、県内で一斉に実施された。