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松商バトン部が悲願の全国優勝 高校ダンスドリル選手権

全国高校ダンスドリル選手権大会のミリタリー部門で優勝した松商学園高校バトントワリング部員18人と顧問

 松商学園高校バトントワリング部は、7月26~28日に東京で行われた全国高校ダンスドリル選手権大会の「ミリタリー部門」に部員18人で出場し、悲願の初優勝を果たした。

 バトンを使わず基本動作をモチーフに統制の取れたマーチングや精密な動きを取り入れた演技で競う「ミリタリー部門」は、昨年と一昨年は準優勝だった。悔しい思いをして卒業した先輩たちの思いを背負い、3年生3人で部を引っ張った。外部講師の指導は月に2回ほどで、部内で何度も話し合いをして「絶対優勝する」と心をそろえ、練習した。
 大会では、雷をモチーフにした衣装を着てアドベンチャー映画「ブラックアダム」をテーマにした目力が印象的な迫力ある演技を披露した。部長の3年・向山咲良さん(18)は「始めは信じられなかった。部員18人の絆で優勝できた」と話していた。
 顧問の山本利江さんは「120%の演技で感動して涙が出た。気持ちが大切という教えを築き上げてきたからこそ優勝にたどり着いた」と感謝を述べた。
 バトンを用いる「メジャーレット部門」には2、3年生の7人が出場して準優勝した。