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SKO40年の軌跡紹介 松本市立博物館で写真展始まる

SKOの40年の歩みを紹介する写真展

 9日の国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)の開幕を前に、松本市大手3の市立博物館で1日、写真展「サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)40年の軌跡」が始まった。SKOが結成され40年となることから、初回のサイトウ・キネン・フェスティバル松本(SKF、現OMF)の熱気あふれる様子など、SKOの歩みが分かる写真64点と、SKOがリリースしたCDのジャケット46点を展示している。

 SKOは、桐朋学園創立者の1人・齋藤秀雄の没後10年の昭和59(1984)年、齋藤の弟子だったOMF総監督・小澤征爾さんの発案で、齋藤の教え子の音楽家が集い、東京と大阪でメモリアルコンサートを開いたのが始まり。平成4(1992)年には本拠地が松本市となり、SKF・OMFが夏に開かれてきた。
 写真は、松本でのオペラやオーケストラコンサートの公演を中心に、海外での公演の様子なども展示している。OMFの公演に何度も訪れているという東京都の60代の女性は「小澤さんは亡くなられたが、SKOのメンバーは皆さん、すてきなので、これからも楽しみに聞きにきたい」と熱心に写真を眺めていた。市国際音楽祭推進団体協議会が主催。9月4日まで。入場無料。火曜休館。