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安曇野で「水めぐりツアー」 親子8組が水の恵みを実感

遊水池の底の砂地や草の下などを網ですくって生き物を探す参加者たち

 安曇野市は1日、地下水の仕組みを学び、水に親しむ「水めぐりツアー」を開いた。市内から小学生と保護者の8組20人が参加し、県烏川渓谷緑地(堀金烏川)、ゴールドパックあずみ野工場(同)、田淵行男記念館(豊科南穂高)を訪ねた。
 田淵行男記念館では、遊水池にいる生き物を網で捕まえた。水が冷たく水質のいい遊水池でしか見られなくなってしまったコミズスマシやホトケドジョウがいた。多様な生き物によって水環境が維持され、巡り巡って人の生活が支えられていることを学んだ。
 三郷小学校5年生の女子児童は「遊水池にたくさんの虫がいて不思議」と話した。堀金小学校3年生の女子児童は「手を洗う時に水を止めるようにしたい」と、水資源を守るための節水を意識していた。