地域の話題

朝日・お夏まつりに子供の力 司会や歌で盛り上げ

まつりが近づき、練習に熱を入れる児童と上條さん

 朝日村運動広場グラウンドで8月3日に行われる「お夏まつり」を、若い世代の力で盛り上げる動きが広がっている。音楽・ダンスが披露されるステージイベントの司会や、記念撮影スポットの設置に地域の中学生や高校生らが携わる。ステージでは常連参加のアマチュアバンド「じゃがーず」と朝日小学校の児童が初のコラボレーションで村をテーマにした歌を披露する。

 実行委員会の呼び掛けで本年度新たに若者のプロジェクトをつくり、組合立鉢盛中学校の生徒3人、高校生3人、学生2人が準備を進める。
 鉢盛中3年の山田悠乃さん(14)、塩原桜子さん(14)、小口ふみえさん(14)は、記念撮影スポット用にインスタグラム風のパネルや手持ちの飾りを手作りし「たくさんの人に楽しんでほしい」と声をそろえる。学生は子供向けのスタンプラリー企画を準備した。実行委事務局は「企画や準備から関わることで、村や伝統の祭りに愛着を持ってほしい」と願う。
 歌のコラボは、じゃがーずのリーダー・上條由紀夫さん(68)=古見=が「子供たちと村を盛り上げる活動をしたい」と提案して実現。わくわく館放課後児童クラブを利用する朝日小の児童とじゃがーずのオリジナル曲「朝日村がいい」を歌う。歌好きの児童が6月から練習を重ね、31日も元気な歌声を響かせた。指揮をする2年の小林頼人君(7)は「楽しい発表にしたい」と意気込み、自分たちで考えた振り付けも披露する4年の武田空結君(9)と竹腰大和君(10)は「見る人が喜んでくれるように元気にやりたい」と張り切っている。