パリ五輪華やかに開幕 柔道・出口姉妹の活躍に期待

第33回夏季五輪パリ大会は日本時間の27日、開幕した。中信勢は、塩尻市出身の出口クリスタ(28)・ケリー(25)=ともに日本生命、松商学園高―山梨学院大出=姉妹が、カナダ代表で柔道女子個人でメダル獲得を目指す。国際的なスポーツの祭典に姉妹で出場するとあって、故郷の塩尻市を中心に中信地域でも盛り上がりを見せている。
ケリーは28日の52キロ級、クリスタは29日の57キロ級に臨む。両日とも予選ラウンドは日本時間の午後5時から。ケリーは1回戦で、連覇を目指す日本の阿部詩と対戦。クリスタは2回戦から登場し、クリスティン・ヒメネス(パナマ)とムナ・ダフーク(難民選手団)の勝者の挑戦を受ける。
塩尻市では両日、塩尻総合文化センターでパブリックビューイング(PV)を行い、日本からエールを送る。PVの観覧申し込みは締め切っている。市立図書館では五輪関連書籍を集めた特設コーナーを設けており、担当司書の北林あやのさんは「私も地元出身なので出口姉妹の活躍が楽しみ」と笑顔を見せていた。