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「歌声サロン」好評5年 鈴木鎮一記念館で毎月開催

楽しい雰囲気の中、歌声を響かせる参加者たち

 松本市旭2の鈴木鎮一記念館で毎月第3日曜日に開かれている「歌声サロン」が好評だ。市営の記念館を広く利用してほしいと令和元年7月に始まり、新型コロナウイルス禍で中断もあったが、昨年1月に完全に復活。多彩な曲を自由な雰囲気で歌えることから毎回楽しみに訪れる人も多い。

 生のピアノ演奏に合わせて童謡唱歌やポップスを歌う参加型イベントで、同市島内の杉山徳子さんは「自由に歌えるのがいい。歌っていいなあと実感している」と笑顔だった。
 運営はボランティアらが担っている。ピアノ演奏の女性は「音楽が生活の一部になって、日常が少しでも楽しいものになってくれたらうれしい」と話す。
 5周年を記念した会が21日に開かれた。松本平の中高年35人が集い、「たなばたさま」や久保田早紀の「異邦人」など19曲を華やかなピアノの演奏に合わせて伸びやかに歌った。NHK連続テレビ小説の主題歌だった「ありがとう」は参加者からリクエストがあった曲で、音程などが難しかったが、歌える人も歌えない人も楽しそうに体を動かした。
 次回は8月18日午後2時からで、参加費500円。申し込みは記念館(電話0263・34・6645)へ。