安曇野リンゴ 早くも出荷へ 極わせ品種・恋空

リンゴの産地として知られる安曇野で23日、傷の有無などを確かめて箱に詰める選果作業が始まった。県内のJAでは最も早いスタートで、初日は極わせ種・恋空を84ケース(1ケース10キロ)箱詰めし、24日に東京と大阪の市場に出荷する準備を整えた。
松本市梓川梓のJA果実南部選果所で、職員らが手作業で1個ずつ傷の有無などを確かめた。夜間に20度を下回る日があり、日中と夜間の温度差で着色が進んで昨年より4日早い作業開始となった。
JAりんご部会の佐原茂部会長(62)=松本市梓川梓=は「春先の霜がなく豊作。昨年は凍霜害などで価格が高かったので、気軽に食べてもらいたい」と願っていた。
JAあづみ管内では、わせ種の主力・つがるの出荷がお盆明けに始まる。シナノスイートは10月上旬、サンふじは11月上旬にスタートする。