おもちゃ美術館 盛況 木曽町の美術館 修理持ち込み次々

木曽町新開の体験型ミュージアム「ふるさと体験 木曽おもちゃ美術館」で21日、壊れたおもちゃをボランティアが修理する「おもちゃ病院」が初開催された。思い出や愛着のこもったおもちゃを多くの人が持ち込んだ。今後も毎月第3日曜日を中心に、月1回ほど「開院」する予定だ。
日本おもちゃ病院協会(東京都)の会員が、おもちゃドクターとして原則無償で修理する。部品代がかかる際は実費。同館のボランティアスタッフ・おもちゃ学芸員で、ドクターの資格を持つ2人が担当する。
カルテ用紙に状態を書き込み、修理可能かどうかを判断する。即日でできる場合は対応し、時間がかかる際は2週間後以降に同館で引き取りができる。
初回の同日午前は、「診察」に訪れる親子らの姿が途切れなかった。部品が折れた、電池が液漏れをしたなどがあり、パソコン型のおもちゃを持ち込んだ町内の男性(38)は「子供が大事にしているもので、修理の場があることはありがたい」と話していた。