風鈴の音 夏本番告げる 御嶽教木曽本宮 子供たちが奉納

御嶽教の御嶽山木曽本宮(木曽町福島和合)に、木曽剣道連盟所属の子供たちが奉納した風鈴が飾られている。気象庁は18日、関東甲信地方の梅雨明けを発表。夏の到来とともに心地よい風に吹かれ、涼やかな音色を響かせている。
50個ほどのガラスの風鈴が並ぶ。「家族や知り合いが病気や風邪にかからない一年でありますように」「おともだちとケンカしませんように」「ミヤマクワガタがみつかりますように」―と、将来の夢や願い事が書かれた短冊も風に揺れる。
子供による風鈴の飾り付けは昨夏に続き2年目。北川茂廣管長は「『心地よい風を感じる』『すがすがしい音色で疲れも取れる』と参拝の皆さまに言っていただける。素直で正直な言葉が実にいい」と目を細めている。
風鈴は御神火祭(8月8日)後に取り外し、子供たちの手元に返して自宅につり下げてもらう。