教育・子育て

ボール使って運動能力育む 筑北で子供向け教室

転がるボールを円すい形の道具で捕まえて遊ぶ子供たち

 ドイツ発祥のボール遊びの指導プログラム「バルシューレ」を取り入れた子供向けの運動教室が13日、筑北村の本城体育館で開かれた。村教育委員会が公民館事業の一環で開き、保育園児、小学生など約20人がさまざまなボール遊びを通して運動能力を育んだ。

 園児向けクラスには親子4組の13人が参加。資格を持った指導員の先導で、床を転がるボールを円すい形の道具で捕まえたり、ボールを乗せたハンカチの四隅を2人で持ったまま運んだりと、多彩なゲームでバランス感覚や反射神経、制球、協調性などを養った。子供たちは夢中で遊び「やった!できた!」と歓声を上げていた。
 親子4人で参加した年中児の不動そよちゃん(4)は「全部楽しかった」と笑顔を見せ、父親の篤志さん(36)は「子供たちが楽しく運動できるように工夫されていて、すごくいい」と話していた。
 バルシューレには150種類以上のボール遊びがあり、運動が苦手でも参加しやすく多様な動きで運動能力を高められるのが特徴だ。村教委は6月から11月にかけて園児、小学生の各クラスで全5回の教室を行う予定で今回は2回目となる。