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安曇野市穂高の三角島で夏の自然観察会

松田学芸員(左)の説明でネムノキを観察する参加者

 安曇野市穂高にある「三角島」の景観保全に取り組む市民団体「三角島ふるさとの森プロジェクト」(等々力秀和リーダー)は6日、夏の自然観察会を開いた。豊科郷土博物館の学芸員・松田貴子さんの案内で、15人ほどが植物について学んだ。
 大王わさび農場の近くにある三角島は、川に囲まれ緑があふれる。松田さんは、白い花を咲かせたドクゼリを指さし「日本三大有毒植物と呼ばれている」、ニセアカシアについては「北米原産で砂防のために多く植えられた」と説明しながら、三角島を回った。
 穂高南小3年生の王子凱惺君(9)は「ネムノキの花を詳しく見ることができたし、たくさんの植物を知ることができて楽しい」と話していた。参加者は、特定外来生物アレチウリの駆除も体験した。