塩尻市社会福祉協議会が「移動支援学習会」開催へ 高齢者の買い物支援など県内の先進事例学ぶ
塩尻市社会福祉協議会は13日、市保健福祉センターで、地域の交通課題を解決するために市民が学び合う場「移動支援学習会」を開く。先進事例として住民主体で支援事業を行う市外の団体関係者を講師に招き、講演や分科会を通じて、この地域で何ができるかを考える。
午前9時半~11時半。午前10時からの分科会では▽高齢者のサロン送迎の仕組み▽買い物、通院などの生活を支える仕組み▽地域で支える持続可能なデマンド型交通の取り組み―の3班で学ぶ。実践する長野市、茅野市豊平地区、上田市豊殿地区の関係者が参加する。
少子高齢化の進展や単身世帯増加に伴い移動手段が確保できず、生活に不便を感じる高齢者がいる。これを踏まえ、市社協は令和3年度に職員有志で課題解決チームをつくった。ふれあいセンターでのお買い物サロンの開催や、地元企業と連携して大型商業施設に連れて行く「お買い物バス」の実証実験などを行ってきた。
担当の古畑直樹さん(35)は「多くの人が参加し『自分事』としてとらえてほしい」と話す。申し込みは10日までに市社協地域福祉推進センター(電話0263・52・2795、電子メールkouken@shiojirishakyo.or.jp)へ。