道化師 笑顔いっぱい 木曽合宿中 講師と生徒 デイ施設で成果披露

全国の参加者が木曽町に集まり、クラウン(道化師)としての技術を磨く合宿講座「クラウンキャンプ・ジャパン」の講師と生徒が5日、木曽町開田高原末川のデイサービスセンター・うめばち荘を訪れた。成果発表を兼ねたショーを披露し、利用者や近くの認定こども園・開田こども園の園児たちが観覧した会場は笑い声に包まれた。
クラウン経験者を中心とする生徒9人と、国内外で活躍する講師の「ロネ&ジージ」さんがステージに立った。劇仕立てのコミカルなやり取りやジャグリング、マジック、演奏など多彩な内容で観覧者を楽しませた。
同園年長の志水里羽ちゃんは、お茶の時間を題材にしたドタバタ劇がお気に入りの演目で「楽しかった。特に(作り物の)ケーキの上に座っちゃうところ!」と笑顔だった。
ショーでは子供たちが思わずクラウンに声を掛けるなどの場面もあった。ロネさんは「お客さんの生の反応を通じクラウンが成長していく」と話し、会場のにぎわいを喜んだ。
木曽でのキャンプは平成23(2011)年に始まり、今年は6月27日~7月6日に実施。30日まで開いた基礎的な内容が中心の講座には約20人が参加した。日本で唯一、世界最大規模の米ウィスコンシン大学のキャンプから公認されたプログラムとなる。