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玄蕃おどり参加連が増加 今年はすでに28連 申し込み5日まで

塩尻玄蕃まつりを周知するポスター

 塩尻市の大門商店街で27日に開かれる第49回塩尻玄蕃まつり(実行委員会主催)で、メインイベントの玄蕃おどりへの参加を申し込んだ踊り連が、昨年より11連多い28連となった。新型コロナウイルス感染対策の緩和から1年を経て、イベント参加への機運が戻ってきたことや、来年の第50回に向けて実行委が募集に一層力を入れたことが後押ししている。

 5日に市民交流センター・えんぱーくで開く連長会議の直前まで、踊り連を募集している。
 これまでに、地区団体、企業、学校、サークルなどが参加を申し込んだ。昨年の参加連はそのままに、さらに11連が増えた。連の人数に決まりはなく、数人から100人以上までさまざまだ。
 初めての参加とみられる連も5連ほどある。市内を中心に着物の着付けや観光ガイドなど、観光・文化に関わる活動をしている個人有志でつくる「ゴボプロ連」もその一つだ。6月下旬以降数人のメンバーから参加を希望する声が上がり、申し込みを決めた。中心メンバーの市内の30代女性は「人との交流を広める場として楽しんで踊りたい」と話していた。
 参加連の増加の一方、コロナ前の令和元年(45連)の水準には戻っていない。過去最多は平成23(2011)年の60連だった。実行委事務局の奥島京祐・塩尻商工会議所主任は第50回の節目を見据え「今後はコロナ前、さらにはそれを上回る踊り連に参加してもらえるよう、玄蕃まつりを一層盛り上げていきたい」と話す。
 塩尻玄蕃まつりは午後3~9時、商店街を歩行者天国にして行う。玄蕃おどりは6時15分~7時45分。熱中症対策で、日中のイベント開始時刻を昨年より2時間遅らせて3時に設定した。玄蕃おどりの開始も同1時間15分遅くなる。
 玄蕃おどりへの参加の問い合わせは塩尻商議所(電話0263・52・0258)へ。