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松本と北アルプス舞台のドラマ 「マウンテンドクター」8日から

 松本と北アルプスを舞台にした山岳医療ドラマ「マウンテンドクター」が8日から全国放送される。関西テレビ放送・フジテレビ系で毎週月曜日午後10時に放映され、県内ではNBS長野放送で見られる。山岳医療の現場に放り込まれた青年医師の成長を軸としたオリジナル脚本で、松本深志高校出身の関西テレビプロデューサー・近藤匡さん(40)が番組を統括する。岳都・松本への注目が高まりそうだ。

 主人公の青年医師役を杉野遥亮さんが務め、主要キャストを大森南朋さん、檀れいさんら実力派が固める。松本市内や北アルプスでロケを行い、山岳医療の現場を「丁寧に、立体的に」描く。松本の街の風景では縄手通り、女鳥羽川、市役所、松本駅などが登場するという。
 プロデューサーの近藤さんは松本市出身で、深志高校から早稲田大学に進み、関西テレビに入った。「ドラマをやらせてもらえるなら、いつか松本で」との思いを入社時から持っていたという。「長期に地元に戻り、多くの方の協力で撮影ができたのがうれしかった」と感謝する。山岳救助・医療に携わる多くの人の思いに触れ、学んだといい「美しくも厳しい山岳の世界をしっかり伝えたい。わくわくし、どきどきしている」と放映を前にした心境を話している。