松本サリン現場に献花台 田町・新田町両町会が26~28日に

平成6(1994)年に松本市北深志1の住宅街で発生した松本サリン事件から27日で30年を迎えるのに合わせ、現場近くの田町・新田町両町会は26~28日の3日間、住人1人が犠牲となった明治生命寮跡地の田町児童遊園に献花台を設置する。田町町会の吉見隆男町会長(71)によると、町会での設置は初めて。
各日午前9時~午後5時ころ設置する。吉見さんによると、これまでも事件発生日に献花する人はいたが、献花台がないために地面に直接置かれていた。30年の節目に住民が設置を提案し、新田町町会と合同で設置することになった。
吉見町会長は「犠牲者へのお悔やみの気持ちで設置を決めた。献花は地元住民に限らず誰でも受け付ける」と話している。