政治・経済

安曇野市の穂高地域福祉センター大規模改修 令和7年12月に完成へ

令和6、7年度に大規模改修工事が行われる穂高地域福祉センター

 安曇野市は本年度、建築から30年以上が過ぎて老朽化している市穂高地域福祉センターの大規模改修に着手する。床や壁の貼り替え、水回りの設備更新などに加えて、照明のLED(発光ダイオード)化やトイレの洋式化も行う。総事業費は4億1543万円で、令和7年12月の工事完成を目指している。
 穂高地域福祉センターは、旧穂高町が平成4(1992)年に建てた鉄筋コンクリート造りの平屋で、延べ床面積は2317平方メートルある。福祉センターとデイサービスセンター、穂高中央児童館、事務室などが入っている。
 大規模改修工事では、センターのシンボルとなっているトップライトから起きる雨漏りを改修する。屋根瓦を一度取り外し、地震などで瓦が落下しないように固定して再度取り付ける。デイサービスセンターの風呂場の改修なども行う。
 工事の入札を行い、落札業者と5月21日に仮契約を結んだ。市議会6月定例会に工事請負契約案を提出し、7日に可決されて本契約となった。工期中もセンター内で業務が継続できるよう、福祉センター、児童館、デイサービスセンター、事務室の4部門に分けて順番に工事を行う計画だ。
 市高齢者介護課は「工事で休業する日が極力ないように進めていきたい」としている。