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筑北の窪寺光明さん 交通安全推進で表彰

交通安全活動への尽力で表彰を受けた窪寺さん(右)。太田村長に受賞を報告した

 20年近く地域の交通安全推進に携わる安曇野交通安全協会副会長・同協会筑北支部監事の窪寺光明さん(77)=筑北村坂北=が、県交通安全運動推進本部(本部長・阿部守一知事)から表彰を受けた。村内の個人が同本部の表彰を受けるのは、記録が残る範囲で初めてという。窪寺さんは「皆さんのおかげ。これからも村のため、村の人のために力を尽くしたい」と話している。

 平成18(2006)年から交通安全協会の活動に携わり、子供や高齢者向けの安全教室や率先した交通安全啓発を行い、安全協会の役員も歴任してきた。啓発では「見える・見せる活動」をモットーに掲げ、村内を走る国道403号沿いにスピード出し過ぎに注意する看板を掲げるなど独自の取り組みも展開。長野道筑北スマートインターチェンジの開通に伴う交通量の増加や、ドライバーの高齢化など近年の村の交通事情を踏まえ「スピード抑制につながる活動や、高齢者の事故防止に力を入れたい」と話す。
 このほど県庁で行われた表彰式で賞状を受け取った後、安曇野警察署と筑北村役場を訪ね、受賞を報告した。太田守彦村長は「交通安全活動の第一人者として活躍されている。後進の指導を含め今後も力添えをいただければ」と感謝を伝えた。