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木曽平沢駅舎リニューアル 地元のならかわ桜プロジェクト

リニューアルしたJR木曽平沢駅のディスプレーコーナー

 塩尻市楢川地区の活性化に取り組む「ならかわ桜プロジェクト」(酒井慶太郎代表)が、JR木曽平沢駅の駅舎内をリニューアルした。内壁を濃い緑色に塗り直し、ヒノキ製の腰板を設置。ディスプレーコーナーの装いを新たにした。

 ディスプレーコーナーは高さ約1.6メートル、幅約2.6メートル、奥行き約40センチ。濃紺の和紙を敷き、地元の伝統工芸品・木曽漆器を展示した。コーナーの一角では楢川小中学校を紹介しており、生徒が作製した学校紹介の動画が見られるように、二次元コードを掲示した。地元のキャラクター「なららちゃん」や「きうっしー」も飾り付けた。
 駅舎内の壁には楢川小中学校の児童が漆を塗って仕上げた額に、木曽平沢の四季折々の写真を入れたパネルを展示した。
 同小中学校の生徒から駅舎をきれいにしたいという声があり、同プロジェクトが今年2月に「JR木曽平沢駅アートプロジェクト」と題して、リニューアルに取り組んだ。プロジェクトのメンバー・瀧澤ひとみさん(47)は「子供たちの願いを、一緒に形にできた」と喜び「駅は木曽平沢の〝顔〟になる場所。観光客をおもてなしの心で迎えたい」と話している。

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