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楽しく遊んで親しんで 松本市「景観賞」カードゲームに

市景観賞の受賞作品を使ったカードゲーム

 松本市は、市内の美しい景観を表彰する「市景観賞」に多くの市民に親しんでほしいと、受賞作品を使ってカードゲームを作った。景観賞が始まった平成元(1989)年度から令和3年度までに受賞した274作品のうち36作品を取り上げており、クイズ形式で楽しみながら学べる内容となっている。

 「①近くに女鳥羽川が流れている②千年も続くことを願い名づけられた③市街地と松本城を繋ぐ橋」など、「読み札」に書かれた三つのヒントを聞いて、それぞれの受賞作品が掲載されたカードを取り合うかるたのようなゲーム。受賞作品ではないが、松本が誇る「松本城」と「旧開智学校」の二つの国宝も取り入れた。札は全部で38枚となる。
 昨年度から受賞作品の応募(推薦)者の記念品として贈呈しているが、担当の市都市計画課は「幅広い世代に景観賞に親しんでもらうのに有効。今後の活用法を考えていきたい」としている。
 また市は先月から、令和元年度から昨年度までの受賞作品を掲載したマップを作成し、ホームページで公表を始めた。同課は、現地に足を運んで松本らしい景観について考えるきっかけにしてほしいと呼び掛けている。
 本年度の景観賞の募集受け付けは5月1日から。近く市ホームページで詳細を発表する。

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