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7日に高校生バンドフェス 平瀬さんが発表の場を初企画

フェスティバルに向けて練習する高校生バンド

 「高校生バンドに発表と交流の場をつくりたい」と、安曇野市堀金烏川の平瀬雅之さん(60)が7日、松本市音楽文化ホールで「高校生バンドフェスティバル」を開く。初回は五つのバンドが参加する予定で、高校生たちが本番に向けて練習に励んでいる。

 平瀬さんは札幌市出身で中学・高校でバンド活動を行い、大学卒業後は電子楽器メーカーのローランドに定年まで勤めた。札幌では楽器店の主催で高校生バンドの発表の場が年2回ほどあったが、松本地方にはないことを知り、「ライブハウスを借りるのは高校生には負担が重い。お金がかからず参加できるイベントを開きたい」と企画した。自宅の地階にあるスタジオにはライブに必要な機器が一通りそろっているため、それらを無償で提供する。

 松本秀峰中等教育学校に通う長女の優衣さん(15)がドラムを務めるバンド「休日にはピーナッツを。」も出演に向け練習に励んでいて、「文化祭以外で一般の人に見てもらうのは初めて。こういう機会をつくってもらえてうれしい」と目を輝かせていた。

 フェスティバルは入場無料で、小ホールで午後1時から開かれる。平瀬さんは「自分は初めてのステージでは緊張して何もできなかった。若者は失敗体験をすることも大事。回を重ねて参加バンドを増やし、中学生にも間口を広げることができれば」と話している。

 問い合わせは平瀬さん(電話070・4352・7461)へ。